【カイロ共同】ロイター通信などによると、イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカで行われていた大巡礼(ハッジ)で、死者が20日までに750人を超えた。酷暑で熱中症が原因とみられる死亡例が相次いでいる。巡礼者の死者が千人を超えたとする報道もある。
エジプト当局者によると、少なくとも530人のエジプト人巡礼者が死亡した。サウジ当局は死者について詳しい発表をしていない。
メッカの最高気温は17日に50度を超えた。エジプト以外にも、ヨルダンやチュニジア、インドネシアなどの巡礼者220人以上がこれまでに亡くなっている。
エジプト外務省は20日、24時間態勢の対策室を設置すると発表した。