【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は20日、サイバー攻撃の脅威に関する公開会合を開いた。日米韓は北朝鮮がサイバー攻撃で得た資金を核・ミサイル開発に充てているとみており、資金遮断につなげたい考えだ。北朝鮮と関係を深めるロシアは、地域紛争などを協議する安保理で、サイバー攻撃の議論はふさわしくないと訴えている。
会合前に韓国の趙兌烈外相は報道陣に「北朝鮮の軍事力を強化する直接的、間接的な支援や協力は安保理決議違反だ」と指摘。ロシアと北朝鮮の「包括的戦略パートナーシップ条約」を強く批判した。日米韓などはロシアのプーチン大統領による北朝鮮訪問に触れ、ロ朝の関係強化に警戒感を示すとみられる。