自見英子万博相は21日の閣議後記者会見で、2025年大阪・関西万博に参加予定だったアルゼンチンが不参加になったと明らかにした。自前整備のパビリオン「タイプA」で撤退が決まったのは3カ国目。
自見氏は理由について明らかにしなかった。アルゼンチンは高インフレが長期化し、深刻な経済危機に陥っている。自国で予算確保ができないことが撤退の要因になったとみられる。
関係者によると、万博を運営する日本国際博覧会協会は、複数の国が共同で使用する「タイプC」など費用を抑えられる別の形式への移行を促してきたが、交渉は進まなかった。