【ワシントン共同】米連邦最高裁は21日、ドメスティックバイオレンス(DV)加害者による銃所持を禁止する連邦法は合憲だとの判断を示した。米国では銃乱射事件が数多く発生し、銃規制は11月の大統領選で争点の一つ。今回の判断は、規制強化を推進するバイデン大統領にとって追い風となる。
保守化が進んだ最高裁では規制に否定的な判断が相次いでいたが、今回は判事9人のうち、ロバーツ長官ら8人が規制を支持した。バイデン氏は声明で「銃による暴力から米国人を守るため、引き続き取り組んでいく」と強調した。
連邦法は、配偶者らへの接近禁止命令を受けているDV加害者の銃所持を禁じている。