【ワシントン共同】米海兵隊のスミス司令官は21日、小規模で即応力のある海兵沿岸連隊(MLR)を数年内に米領グアムに配置すると明言した。MLRについて「中国の攻撃に対抗するために設計された」と述べ、日本や韓国、フィリピン防衛のための抑止力となると強調した。共同通信など一部メディアとワシントンで記者会見した。
グアムに置かれるのはハワイ、沖縄に続く3番目のMLR。スミス氏は「グアムからフィリピンに迅速に展開できる」と説明した。
在日米軍再編に伴う在沖縄海兵隊のグアム移転が今年12月に始まると指摘。普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設工事は順調に進んでいるとの認識も示した。