米、グアムに海兵沿岸連隊配置へ 司令官「中国に対抗」

06/22 10:29

 記者会見する米海兵隊のスミス司令官(右)と陸上自衛隊の森下泰臣陸上幕僚長=21日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】米海兵隊のスミス司令官は21日、小規模で即応力のある海兵沿岸連隊(MLR)を数年内に米領グアムに配置すると明言した。MLRについて「中国の攻撃に対抗するために設計された」と述べ、日本や韓国、フィリピン防衛のための抑止力となると強調した。共同通信など一部メディアとワシントンで記者会見した。

 グアムに置かれるのはハワイ、沖縄に続く3番目のMLR。スミス氏は「グアムからフィリピンに迅速に展開できる」と説明した。

 在日米軍再編に伴う在沖縄海兵隊のグアム移転が今年12月に始まると指摘。普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設工事は順調に進んでいるとの認識も示した。

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