コミュニケーションは対面重視?―。国立青少年教育振興機構はこのほど、日米中韓の高校生に交流サイト(SNS)の利用状況などを尋ねた調査結果を公表した。「友達と直接話すより、SNSを通じたほうが気持ちを伝えやすい」との質問に、肯定的に答えた日本の高校生は26・7%で他国より16~22ポイント低く、SNS利用が進んでも対面のやりとりを大切にする一面が浮かんだ。
調査は2023年9月~24年1月に実施。国ごとに約1500~7800人から有効回答を得た。「リアルの友人よりもSNSで知り合った人のほうが気持ちを伝えやすい」の項目に、「そうだ」「まあそうだ」と回答した割合も日本が最も低く、18・5%だった。
平日1日当たりの利用時間では、日本は「1~2時間未満」の時間帯が26・7%で最多。「5時間以上」は8・0%だった。米国は「5時間以上」が21・8%で最も多かった。休日の利用時間は各国とも長くなり、日本は27・2%が「5時間以上」だった。