静岡県の伊東温泉に夏の訪れを告げる第69回「松川タライ乗り競走」が7日、同県伊東市の伊東大川で開かれた。市民や観光客、外国人客ら約250人が出場して、直径1mの大きなタライに乗り込みしゃもじで水をこいだ。
市街中心部の約400mでタイムを競い、デモンストレーションを含む39レースを実施。例年と比べて水流が速く、あちこちでタライがひっくり返り水しぶきを上げた。電車やかっぱ、バナナなど仮装姿の出場者も多く会場を沸かせた。
初参加した主婦の利根川飛鳥さん(46)は「昔から出てみたくて念願がかなった。最初の方からお尻をぬらしたが、転覆はしなかった。とにかく必死で楽しんだ」と話した。