【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、今年6月の世界平均気温が16・66度で、6月としては1940年からの観測史上最高だったと発表した。これまで最高だった2023年を0・14度上回った。その月としての記録を更新するのは昨年6月から13カ月連続となった。
産業革命前と同程度とされる1850~1900年の6月の推定平均気温と比べ1・5度高かった。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では年ごとの変動を除いた世界の平均気温の上昇幅を1・5度に収めることが目標だが、達成は難しい状況になっている。