名古屋市は8日、同市の東山動植物園でインドネシアに生息する世界最大のトカゲ、コモドオオトカゲの飼育を始めると発表した。18日に来日し、8月下旬ごろから一般公開する予定。国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種に指定されており、国内で唯一の飼育展示となる。
来日するのは13歳の雄「タロウ」。シンガポール動物園で飼育されていたが、同園が繁殖のために雌1頭を迎え入れることになり、スペースに余裕がなくなったため、所有する上野動物園(東京都台東区)から借り受けるかたちで移動が決まった。
コモドオオトカゲは全長が最大3メートル以上、体重160キロ以上になる。