環境省は8日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウについて中央アルプスで調査を実施した結果、60地点で縄張りを確認し、少なくとも成鳥120羽の生息を確認したと明らかにした。
環境省は中アで群れ復活を目指している。昨年の調査では縄張りが32地点、推定83羽だったことから、同省の担当者は「順調に個体数が増えている」と評価している。
那須どうぶつ王国(栃木)と茶臼山動物園(長野)から野生復帰させた個体は、2022年の22羽のうち6羽と、23年の3羽全てが確認された。
調査は今年4月下旬から7月5日に実施した。