太平洋戦争中に米国で原爆開発のためつくられた町の現状を追うドキュメンタリー映画「リッチランド」の上映会が9日、広島市の映画館で開かれた。上映後にはアイリーン・ルスティック監督が登壇し「日本でも公開されるのは重要な機会だ」と話した。
映画は、米国の原爆開発計画「マンハッタン計画」に伴い、核燃料生産工場の労働者のベッドタウンとして建設された米ワシントン州のリッチランドで、住民らの言葉を通じて町の過去と現在を描く内容。
映画に出演した広島出身で被爆3世のアーティスト川野ゆきよさん=米国在住=もオンラインで参加した。