東京電力は11日、柏崎刈羽原発(新潟県)の重要施設の周辺にある「周辺防護区域」に、東電社員と協力企業作業員が3月、許可なくスマートフォンを持ち込んだと発表した。原子炉建屋など重要施設がある「防護区域」に入る際の点検で見つかった。昨年も同様の事案が複数件あり、再発防止策を講じたが、またも不適切事案が発覚した。
東電によると、協力企業作業員は3月19日、東電社員は同22日に持ち込んだ。いずれも、かばんの中に入れていることを失念していた。警備員が周辺防護区域に入る前に点検したが見落とした。
スマホを含むカメラはテロ対策のため持ち込みを制限されている。