NHK連続テレビ小説「虎に翼」の主人公のモデルで、日本初の女性弁護士の一人で判事にもなった三淵嘉子さんの足跡を紹介する企画展が13日、名古屋市東区で始まった。会場は、三淵さんが判事として勤務した旧裁判所の市政資料館(国の重要文化財)で、作品のロケ地にもなった。8月25日まで。
三淵さんの生涯を振り返りつつ、名古屋に赴任した際の集合写真や、審理を担当した事件の判決文などをパネル展示している。当時の法服も見られる。
13日は開会式があり、弁護士の乾てい子さん(87)=同市=が講演。三淵さんに会ったことがあり、「印象深い方だった」と明かした。