東日本、中日本、西日本の高速道路3社は28日、大阪市で記者会見し、4月に起きた自動料金収受システム(ETC)障害を受け、7月ごろに予定していた深夜割引の見直し開始を延期すると発表した。新たな開始時期は未定。
3社は、深夜料金の見直しに向けてシステムの構築を進めていたが、障害を受けて中断している。担当者は「誠に申し訳なく、おわびする」と謝罪した。
現行の深夜割引は午前0~4時にETCを通れば料金が3割引きになる。出口付近で午前0時になるのを待つトラックなどが多く、渋滞や運転手の長時間労働につながっていた。新たな割引は午後10時~午前5時への拡大などを検討していた。