【ベルリン、キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、ドイツの首都ベルリンでメルツ首相と会談した。メルツ氏は共同記者会見で、ウクライナが求めるドイツ製の長射程巡航ミサイル「タウルス」(射程500キロ)を供与するかどうかについては言及しなかったが、ウクライナ製の長射程ミサイルの開発生産を支援する方針を明らかにした。
メルツ政権発足後、ゼレンスキー氏のドイツ訪問は初めて。連携を強化し、侵攻を続けるロシアへの圧力を強める。
ショルツ前政権がタウルスの供与に否定的だったのに対し、メルツ氏は前向きな姿勢を示していたが、政権発足後は明言していない。