【ワシントン共同】トランプ米大統領は28日、自身の交流サイト(SNS)で、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの連邦高裁の判事にエミル・ボーブ氏を指名すると発表した。就任には上院の承認が必要。ボーブ氏はトランプ氏の刑事事件で弁護士を務めた。第2次政権発足後には司法副長官代行に就任した。
トランプ氏は不法移民の強制送還などを巡り、地裁判事らが差し止め命令を出して妨害していると批判。忠臣を高裁に送り込み、有利な判断を引き出したい考え。
米メディアによると、ボーブ氏は司法副長官代行として、2021年の議会襲撃事件の捜査に関与した連邦捜査局(FBI)の捜査官の調査を主導した。