「温泉神社」として知られる和歌山県白浜町の山神社で1日、温泉の恵みに感謝する「献湯祭」が営まれ、朝一番に源泉からくみ上げた「一番湯」を奉納した。南紀白浜観光協会の新藤正悟会長(40)は「地域の資源、歴史を見直して白浜温泉の魅力を発信していきたい」と話した。
町内に源泉をもつ温泉会社8社と町の観光関係者らが烏帽子に白装束姿で、湯を入れた角だるを担いで神社まで温泉街を練り歩いた。一番湯を境内に並べ、神職から巫女へ、巫女から神職へと順番に手渡して本殿に奉納した。
白浜温泉は松山市の道後温泉、神戸市の有馬温泉とともに「日本三古湯」に挙げられる。