京都・祇園祭のハイライトとなる「山鉾巡行」で先頭を進む長刀鉾に乗る稚児が決まり、長刀鉾保存会が2日、発表した。今年は同志社小3年の久保堅斗さん(8)が務める。記者会見で「うれしい。しめ縄切りを頑張りたい」と意気込みを語った。
7月17日の前祭の巡行開始に当たり、市中心部の四条通に張られたしめ縄を太刀で切る大役を担う。久保さんは和装小物の製造・販売を手がける久保商事社長貴裕さん(40)の長男。貴裕さんも小学5年の時に稚児の補佐役「禿」を務めたといい「楽しんでほしい。(親として)気が引き締まる思いだ」と語った。