【エルサレム共同】イスラエル軍は4日、占領地ゴラン高原へ3日にシリアから2発のロケット弾攻撃があり、これを受けシリア南部を空爆したと発表した。イスラエルメディアによると、同国のカッツ国防相は「全力で対応する」と警告。ロイター通信は、シリア外務省が「地域のいかなる当事者にも脅威を与えていない」と主張したと伝えた。
ロイターによると、シリア外務省はイスラエル軍の攻撃で南部ダルアー県に「深刻な人的、物的被害が出た」とした。両国は緊張回避に向けた協議を進めているが、情勢が悪化する恐れがある。
ゴラン高原へのロケット弾は空き地に着弾し、負傷者は出ていない。