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足尾銅山の「闇」描く個展 花札に“労働猫”デザイン

2025/06/04 16:54

 個展でインタビューに応じる竹川宣彰さん=30日午後、東京都港区

 花札のデザインの中で、愛らしい猫たちが炭鉱や製錬所で働く―。足尾銅山(栃木県日光市)で戦時中に朝鮮人や中国人の強制労働があった歴史をテーマにした個展「猫の足尾銅山―光と闇」が、東京・六本木のアトリエで開かれている。埼玉県春日部市の美術作家竹川宣彰さん(47)は「アートという形で歴史のそのままを知ってほしい」と話す。6月28日まで。

 縦1・3メートルの絵12枚を展示。日本による植民地時代に伝わり、今も韓国で遊ばれている花札「花闘」をモチーフにした。「朝鮮人労働者が仕事の後に遊んだだろう」と竹川さん。

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