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米、地中攻撃可能な大型爆弾使用 最新型は60メートルまで到達

2025/06/22 14:31

 特殊貫通弾(バンカーバスター)GBU57=2023年5月、米ミズーリ州(米空軍提供・AP=共同)

 米軍がイランの核施設攻撃に使った特殊貫通弾(バンカーバスター)は、地中深くにある軍事施設などを標的にする大型爆弾だ。イラン中部フォルドゥの山岳地帯の地下80~90メートルにあると推定されるウラン濃縮施設を攻撃するには、中でも最大級のGBU57が複数必要と指摘されていた。

 バンカーバスターは、高速度で落下して地中を貫通した後に爆発する仕組み。最新型のGBU57は精密誘導され、地下60メートルまで到達可能とされる。全長約6メートル、重さ約13トンと巨大で、米軍のB2ステルス戦略爆撃機のみが運搬できるとされる。

 バンカーバスターは過去に米軍が湾岸戦争などで使用したが、GBU57が実戦で使われたのは今回が初めて。同じ場所に複数回落下させることで、より深くまで攻撃できるという。(共同)

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