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ガザ「飢饉」差し迫る 国連、停戦と人道支援訴え

2025/07/30 04:48

 【エルサレム共同】世界食糧計画(WFP)と国連児童基金(ユニセフ)は29日、パレスチナ自治区ガザの一部地域で「飢饉」宣言に必要な三つの条件のうち二つが満たされ「重大な危機」が差し迫っているとして、即時停戦し人道支援活動の強化を可能にするよう訴えた。

 飢饉は「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」が定義する食料不安の5段階のうち、最も深刻な状態に当たる。

 29日に更新されたIPCの分析によると、ガザの人口の39%が数日間食事できない状況にある。北部ガザ市では5歳未満の子どもの16・5%が急性栄養失調に直面。

 IPCの分析は、約50万人のガザ住民が9月までに飢饉に陥る恐れがあるとしている。

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