【ワシントン共同】ロイター通信は9日、ワシントンの連邦地裁が、トランプ大統領による連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事の解任を一時的に差し止めたと報道した。クック氏はトランプ氏による解任通告は違法だとして提訴していた。
トランプ氏は、クック氏が理事就任前の2021年、住宅ローンで有利な融資条件を得るために銀行書類と不動産記録を偽造した可能性があると主張している。
ロイターによると、地裁は、理事の解任は在任中の行動などを忠実かつ効果的に遂行していたかどうかで判断されるとし、就任前の行為のみを理由に解任することを想定していないとした。