【キーウ共同】ウクライナ支援の有志国連合は24日、ロンドンで首脳会合を開いた。ゼレンスキー大統領も出席し、オンラインも含め欧州を中心に20カ国以上が参加の見通し。ロシアとの和平・領土交渉や、停戦後に欧米がウクライナに提供する「安全の保証」について協議するとみられる。主催する英国は、各国に長射程兵器の供与加速も呼びかける方針。
高市早苗首相もオンラインで参加し「ロシアによる侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、ウクライナと共にあるとのわが国の立場は一貫している」と述べ、支援継続を表明した。首相就任後、国際会議への参加は初めて。
トランプ米政権はロシアの石油大手2社への制裁を決定し、ハンガリーで予定していた米ロ首脳会談の中止も発表した。米国が再び対ロ圧力路線に傾く中、欧州とウクライナは米国主導の停戦実現を目指す構えだ。
トランプ大統領は現在の前線で戦闘を停止し、その後に当事国間で領土交渉に入るべきだと主張。欧州とウクライナは同意したが、ロシアは、紛争の根本的な解決にはならず受け入れられないとしている。
