信濃毎日新聞社(長野市)は29日、名古屋市のドローンメーカー「VFR」と協業すると発表した。新聞社がドローンビジネスで協業するのは全国的に珍しい。ドローンの普及促進に向けたイベント開催や、リゾート地をPRする空撮コンテンツの制作などを進める。
全国で有数の山岳地帯を抱える長野県は中山間地で暮らす住民が多く、公共交通や物流網の維持、防災対策が課題となっている。信濃毎日はドローンの可能性に着目し、同県安曇野市に開発拠点を持つVFRとの協業を決めた。
イベントは2025年度中にも開催する方向で準備を進めているという。信濃毎日の担当者は「ドローンの社会実装に向けた民間連携のハブとなることを目指す」としている。
