【ニューヨーク共同】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(アルゼンチン)は29日、2026年12月末に任期満了を迎えるグテレス事務総長(ポルトガル)の後任を決める次期国連事務総長選に立候補すると明らかにした。IAEAの枠組みの下での、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に対する検証作業などを実績に挙げ、アピールした。
グロッシ氏は国連本部で記者会見し、ロシアが侵攻したウクライナで原発の安全確保に努めたことも強調。国連事務総長として国際社会の平和と安全に「貢献できる」と意気込みを語った。
次期事務総長は27年1月1日に就任する予定で、任期は5年。
