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『渡辺篤史の建もの探訪』釣り、ピアノ、ギター 多趣味な五角形の家を紹介 敷地面積は50.0坪

2025/10/03 11:14

  • エンタメ総合
変型敷地に合わせた五角形平面=神奈川県藤沢市・加藤邸(C)テレビ朝日

 俳優・渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日系の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)の4日放送では、変型四角形の敷地に建てられた五角形平面の家、神奈川県藤沢市の加藤邸を紹介する。

【写真】中庭に面したリビングダイニング=神奈川県藤沢市・加藤邸

 変型四角形の敷地にたつ五角形平面の家。中庭に面したモノトーンのLDKもさることながら圧巻なのは多彩な趣味空間。魚を捌く専用の大型シンク、ギターを存分に弾ける防音室などを完備。道路に接した部分は4メートル、最大10メートルまで広がった後、再びすぼまる変型四角形の敷地となっている。

 そこにたつ建物は、正面から見ると普通の片流れの家に見えるが、平面は五角形に。中庭の奥にある玄関を目指して歩を進めると、左手に謎のドアが。釣り好きならぜひ欲しい、魚を捌くための専用シンクが設置されている。

 改めて玄関から中へ入ると、右手は車庫に通じるドア。左手に進むと、中庭を回り込む形の階段があり、2階へ通じている。ダイニングキッチンは中庭に面して大きな開口があり、プライバシーと開放感を両立した空間。内装と家具はモノトーンで統一している。

 中庭に面したバルコニーも設けていて、ここへ出ると、さまざまな角度の屋根が入り組んだ、この家らしい複雑な造形を見ることができる。キッチンは、リビングダイニングと共にL字形をつくり中庭を囲む。こちらもモノトーンで統一。五角形平面のために生まれてしまうコーナー部分はパントリーとして活用している。

 LDKと洗面室を挟んだ位置に寝室があり、こちらにをピアノを設置。妻が時々演奏を楽しめる。続いて再び1階。洗面室は、2階のパントリー同様、コーナー部分を活用した五角形平面となっている。さらに進むと、1階の奥に防音室が。長年に渡って音楽、特にギターを趣味としてきた夫が要望した空間となっている。

竣工:2023年10月
敷地面積:165.3平方メートル(50.0坪)
建築面積:77.5平方メートル(23.4坪)
延床面積:145.9平方メートル(44.1坪)
構造:木造在来工法
設計:湊弘幸+佐藤真紀子+湊明人/ミナトデザイン

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