俳優の吉永小百合(80)が27日、東京宝塚劇場で行われた『第38会東京国際映画祭(TIFF)』オープニングイベント セレモニーに登壇。その功績を称え、特別功労賞が贈呈された。
【写真】所作が美しい!大きな花束を受け取りお辞儀する吉永小百合
吉永は、1959年に『朝を呼ぶ口笛』で本格的に映画デビュー。以来、第一線で活躍し続け、出演映画の本数は120本以上におよぶ。日本アカデミー賞では史上最多となる「最優秀主演女優賞」を4度受賞、さらには文化功労者としての選出をはじめ、紫綬褒章を受章。日本の映画文化の向上に多大な貢献を果たきたその功績に対し、特別功労賞が授与された。
イベントでは、TIFFのカルロ・シャトリアン審査委員長がトロフィーを授与、安藤裕康チェアマンより花束が贈呈された。安藤チェアマンは「吉永さんは新人の頃の『キューポラのある街』から始まり、これから公開される『てっぺんの向こうにあなたがいる』まで、日本あるいは外国の観客の皆さまを魅了し、勇気と感動を与えてきたんだなということで本当に感謝している」と、日本の映画人として称賛を送った。また、「昭和、平成、令和の3世代にわたって日本映画のど真ん中にいて、すばらしい活躍をしてくださっているので、この賞を差し上げるのは当然のこと」しつつ、「調べてみましたら、東京国際映画祭は40年になりますが、日本の女優さんが特別功労賞を受賞されたのは今回が初めて」と明かし、「これからのますますのご活躍を楽しみにしています」と伝えた。
吉永は「3年前に私の先輩の野上照代さん(映画プロデューサー)が受賞なさったと伺いました。とてもとても光栄に思っております」とほほ笑み、「これからも一歩一歩映画の道を歩いていけたらと願っております。これからも皆様、どうぞよろしくお導きください」と80歳となった今も尽きない意欲を見せた。
吉永は、オープニング作品となる映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(31日公開)から、のんと阪本順治監督とともに出席した。同作は、1975年5月16日、日本時間午後4時30分、女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さんの半生を描くヒューマンドラマ。その歴史的快挙を含め、田部井さんの挑戦と軌跡をつづった著書『人生、山あり“時々”谷あり』を原案に映画化された。
TIFFは世界から監督や俳優、映画関係者などが集まるアジア最大級の国際映画祭。きょう27日から11月5日まで開催され、上映・出品作品数は184本となる。
吉永小百合、日本の女性俳優で初 東京国際映画祭「特別功労賞」受賞に「一歩一歩映画の道を歩いていけたら」
2025/10/27 19:00
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