「おくのほそ道」(以下「ほそ道」)の旅は1689(元禄2)年4月(旧暦)の初め。日光(現栃木県日光市)で東照宮を参詣した松尾芭蕉と河合曽良は、ここから一路東を目指す。 だが、日光出発前にもう1エピソード。「曽良日記」によると旅の5日目、4月2日(陽暦5月20日。「ほそ道」では4月1日)、つまり東照宮参詣の翌朝、二人は快晴の下、上鉢石の宿をたち約4キロ西の裏見(うらみ)の滝と含満(がんまん)ケ淵...
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