「トリチウムでつくDNAの傷一つ治せなかったら、人類は地球上にいない」。水戸市の茨城大で理学部長の田内広教授(57)=放射線生物学=は語る。DNAを含む細胞は、放射線などで常に傷つけられているという。 ヒトの体内には、トリチウムよりも強い放射線を出し、自然にもある放射性物質が取り込まれる。そして1本の放射線により、細胞が何個も傷ついている。 日本で生活していると、自然にある放射性物質から年間平...
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