東京電力福島第1原発事故を巡り、国や東電の責任を問う集団民事訴訟が全国で約30件争われてきた。このうち7件の訴訟は、早ければ来年以降に最高裁の判断が示される見通しだ。司法の最高機関が事故の責任をどのように認定するかは、集団訴訟全体の方向性に大きな影響を与える。民事訴訟を巡る現状を探った。 最高裁に上告されている民事訴訟7件のうち、東電の責任については全ての高裁判決で認められ、賠償が命じられてい...
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