双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館の企画展「地震と津波のメカニズム」が15日、同館で始まった。模型やパネルなど見て触って学べる展示品が並び、地震や津波が発生する仕組みを分かりやすく解説している。10月31日まで。
プレートテクトニクスの仕組みを解説する模型や、水と砂を用いて液状化現象を学べる実験装置など約80点の多様な展示が並ぶ。
会場では学芸員の瀬戸真之さんから展示品について解説を受けられる。授業の一環で訪れた小高産業技術高2年の渡部心埜(みの)さん(16)は「プレートの仕組みを理解でき、福島で地震が多い理由が分かった」と話した。
同館では企画展のほか、夏休み期間中、起震車による地震体験や実験教室の開催なども予定している。