福島県福島市飯坂町の「飯坂温泉花ももの里」は、「矢口」などの品種が見頃を迎えた。園全体の見頃も間近とみられ、大勢の来園者でにぎわっている。
花ももの里は飯坂温泉を見下ろす高台にあり、約80アールの敷地に約40品種、約300本のハナモモが植えられている。元宇都宮大農学部教授吉田雅夫さんの指導で世界中から集めたハナモモを植栽したのが始まりで、2007年に開園した。
菊桃、寿星桃(じゅせいとう)など品種により花の色や形、木の立ち方などはさまざまで、開花期も違うため、しばらく見頃が続く。開園期間は14日までだが、開花状況により延長の可能性もある。
7日に宮城県白石市から訪れた佐藤伸二さん(66)と妻民子さん(65)は「初めてだが、赤や白ピンクのハナモモに加えて黄色い菜の花とのコントラストが素晴らしい。きれいです」と満足そうに話した。
開園期間中の午前10時~午後4時は園内に案内スタッフや駐車場誘導員がいる。環境整備協力金として大人1人につき300円の協力を依頼する。午後6時~同9時はライトアップも行われている。問い合わせは飯坂温泉観光協会(電話024・542・4241)へ。