金山、三島両町を流れる只見川の観光用渡し船「霧幻峡(むげんきょう)の渡し」が19日、本年度の営業を開始した。県内外から訪れた観光客が、雄大に流れる只見川の景色を楽しみながら穏やかな時間を過ごしている。
運航は予約制で、JR只見線早戸駅近くの船着き場を発着する。乗船のみの周遊プランは約45分間の乗船となる。川面に霧が立ち込める幻想的な光景は例年、梅雨入り後の6月ごろに楽しむことができる。19日に旅行ツアーでさいたま市から訪れ、乗船した男性(76)は「静かでのんびりとした時間を過ごすことができた」と満足げな表情で語った。
渡し船は気象や川の状況により急きょ運休となる場合がある。問い合わせは平日が金山町観光物産協会(電話0241・42・7211)、土、日曜日、祝日が同町観光情報センター(電話0241・54・2855)へ。