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安積艮斎や吉田松陰らの書や絵 郡山で企画展、幕末の儒学者紹介

06/04 10:50

吉田松陰の書に見入る来場者

 郡山市制施行100周年記念事業として安積艮斎(ごんさい)や吉田松陰、大橋訥庵(とつあん)ら幕末の儒学者たちを紹介する企画展が1日、同市の安積国造神社内・安積艮斎記念館で始まった。7月末まで開かれる。安積歴史塾の主催。

 艮斎、松陰、訥庵をはじめ、磐城平藩ゆかりの神林復所(ふくしょ)やその息子の大須賀筠軒(いんけん)らの書や絵など、同神社や有志が所有する貴重な多くの資料を公開する。艮斎の門弟で新選組とも関わりが深い幕末の志士・清河八郎の掛け軸の書も紹介している。

 安藤智重同神社宮司は「世の中を改革しようと志し、歴史を変えた儒学者たちの気が充満している書などを見てもらい、その素晴らしい歴史に思いをはせてほしい」と来場を呼びかけている。資料代を含む入館料は500円。

 8日午後5時半からは倫理学者の小阪康治さんが「安積艮斎『艮斎間話』から学ぶべきこと」をテーマに講演する。会費500円。23日と7月14日には緑川健さん(いわき市)のギャラリートークも催す。

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