• X
  • facebook
  • line

イオンモール伊達「歓迎」 26年下期開業へ、地元住民ら心待ち

07/04 07:35

 福島県伊達市堂ノ内への整備を予定する大型商業施設「イオンモール伊達」の開業予定が3日、2026年下期と明らかになった。当初予定の今年12月から1年以上ずれ込むことになったが、地元住民や関係者などからは開業予定時期の正式発表に改めて歓迎の声が上がった。

 「開業予定時期が正式に発表されたのは良かった」。伊達市の担当者は安堵(あんど)の表情を見せた。同市は福島交通のバスを活用し、イオンモール伊達とJR伊達駅、阿武隈急行保原駅などを結ぶ新しいバス路線を計画している。イオンモールの整備の進捗(しんちょく)に合わせた運行開始を目指しており、担当者は「伊達市の東西を結び、回遊性を高める仕組みをつくっていきたい」と先を見据えた。

 建設予定地に近い聖光学院高を卒業し、現在、仙台市の専門学校で学んでいる長沢美雲さん(20)=伊達市=は「高校時代は、いつ完成するのだろうと予定地を見ていた」と振り返り、「施設が完成したら、他県から多くの人に伊達市に訪れてもらいたい」と笑顔。伊達市商工会の担当者は「イオンモールの開店で、年間数万人が訪れるだろう」と期待を示した。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line