• X
  • facebook
  • line

奥会津周遊の新拠点 柳津にビジターセンター開所

07/07 08:50

道の駅会津柳津内にオープンしたビジターセンター

 福島県が柳津町の道の駅会津柳津内に整備した「越後三山只見国定公園奥会津ビジターセンター」が6日、開所した。同日、オープニングセレモニーが行われ、関係者が奥会津周遊の新たな拠点として交流人口の拡大に期待を寄せた。

 只見柳津県立自然公園が同国定公園に編入されたことや奥会津5町村から観光拠点整備の要望があったことを踏まえて整備した。同国定公園の豊かな自然環境や奥会津の絶景スポットなどを紹介しているほか、秘境路線として人気を集めるJR只見線の体験ブースも設置している。

 セレモニーでは鈴木正晃副知事が「奥会津ビジターセンターを最大限活用しながら、地域の魅力をさらに磨き上げて交流人口の拡大を図り、福島の復興につなげたい」とあいさつした。環境省の西村学国立公園課長、奥会津五町村活性化協議会長の押部源二郎金山町長が祝辞を述べた。

 同センターは延べ床面積約171平方メートルで、総工費は1億100万円。県が同道の駅の一部を借りて整備した。開館時間は午前9時~午後5時で、月曜日は休館。入場無料。問い合わせは同道の駅(電話0241・42・2324)へ。

 環境学びめぐりスタンプラリー

 越後三山只見国定公園奥会津ビジターセンターの開所を機に本県の自然や環境に関する施設を周遊してもらおうと、県は「自然環境学びめぐりスタンプラリー」を始めた。11月30日まで。

 スマートフォンから専用ウェブサイトで参加登録し、各地のビジターセンターや博物館など対象41施設に設けられた2次元コードを読み取るとスタンプを獲得できる。県は施設をまとめた「自然環境学びめぐりガイド」のチラシを作成し、各地で配布するほか、自然保護課のサイトに掲載している。スタンプを一定数集めると、温泉宿泊券や特産品などが抽選で計100人に当たる。41個全て集めると赤べこ絵付け体験ができる。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line