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双葉・伝承館、来館30万人突破 富岡の家族に記念品

07/07 08:40

セレモニーで高村館長(右)らから記念品などを受けた30万人目の高田さん一家

 東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)の来館者数が6日、30万人を突破した。2020年9月の開館から約3年10カ月での達成となった。30万人目となったのは、富岡町の高田誠治さん(39)と妻の春美さん(36)、息子の龍希ちゃん(4)の家族だった。

 記念のセレモニーでは高村昇館長と双葉町の森隆史副町長から記念品や双葉町の特産品などが贈られた。高田さん一家が伝承館を訪れたのは初めてで、誠治さんは「伝承館をより多くの人に知ってもらえるようになればいい」と語った。

 伝承館は開館後、22年3月に10万人、昨年6月に20万人を達成していた。高村館長は「確実に伝承館の知名度が浸透していっているのではないか。多くの人に教訓を伝えるとともに、交流人口の拡大にも協力していきたい」と述べた。

 七夕企画きょうまで

 伝承館は7日まで、現地で「七夕まつり」イベントを開催している。震度7の揺れを体感できる起震車などの車両をそろえたほか、伝承館や双葉町産業交流センター、浅野撚糸(ねんし)を巡ると記念品がもらえるスタンプラリーも実施する。

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