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福島の荒川、14年連続水質日本一 東北で唯一

07/10 17:05

14年連続で「水質が最も良好な河川」に選ばれた荒川=9日、福島市

 国土交通省は9日、国が管理する全国の160河川で行った2023年の水質調査結果を発表した。福島県福島市の荒川が14年連続で「水質が最も良好な河川」の評価を受け、東北地方では唯一の水質日本一となった。

 国交省は水の汚れを表す指標の一つ「生物化学的酸素要求量(BOD)」の年間平均値を測定。河川の水1リットル当たり0.5ミリグラム(環境省が定めるBODの報告下限値)などの条件を満たした河川を「水質が最も良好な河川」としている。

 荒川を巡っては、流域の自然保護に取り組む「ふるさとの川・荒川づくり協議会」など地域住民による清掃活動や、川に親しむイベントを通じた河川愛護意識の高揚が水質日本一の維持につながっている。

 23年の調査で「水質が最も良好な河川」とされたのは14道県の17河川だった。

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