「喜多方ラーメンの日」の17日、喜多方市の地域おこし協力隊で「ラーメンのまち喜多方」担当の星智也さん(34)が同市の源来軒で活動報告会・試食会を開いた。星さんは1年間の修業で習得した技術を生かし、関係者約40人にラーメンを振る舞った。
宮城県気仙沼市出身の星さんは昨年8月に協力隊に着任し、蔵のまち喜多方老麺会に配属された。活動1年目は喜多方市内の製麺会社や源来軒などでラーメン作りのノウハウを学び、交流サイト(SNS)で店舗の情報を発信してきた。
試食会で提供したラーメンは「毎日食べても飽きのこないラーメン」をテーマにした。市民アンケートの結果を踏まえ、市民から愛される味を追求した。
星さんは任期を終える2年後に市内でラーメン店の開業を目指しており「活動2年目は経営面も学び、自分なりの一杯のコンセプト(基本理念)を確立させたい。(自分の活動が)地元の若者がラーメン店をやりたいと思えるきっかけになればうれしい」と語った。
試食した老麺会の花見拓理事長(41)は「私が思うザ・喜多方ラーメンの味。今後は星さんのアレンジを加えたラーメン作りに挑戦してほしい」とエールを送った。