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阿武急…ロケットに? JAXA協力、車内に宇宙空間感じる装飾

07/17 08:40

 第三セクター・阿武隈急行(伊達市)の存続を応援する任意団体「ロケット列車実行委員会」は8月24、25の両日、企画旅行「ロケット列車で宇宙を目指そう! 1泊2日の旅」を催行する。今月31日まで申し込みを受け付ける。

 実行委は阿武急と角田市、宇宙航空研究開発機構(JAXA)角田宇宙センター、福島学院大生らでつくる「あぶきゅう応援団」などで構成する。経営難が続く阿武急の全区間存続を目指し、魅力を広く発信しようと初めて企画した。

 ロケット列車は車両先頭のヘッドマークや車内に宇宙空間を感じさせる特別な装飾を施し、福島駅から角田駅までを移動する。伊達市梁川町で普段入ることのできない車両基地を探検するほか、列車の「発射式」を行う。角田市スペースタワー・コスモハウスで宇宙飛行士の模擬体験にも参加できる。

 同センター元所長の吉田誠さんら専門家が同行し、国産新型ロケット「H3」とエンジンの開発秘話などを語る。実行委の一人は「阿武急沿線の魅力をちりばめた。ぜひ多くの人に知ってほしい」と話した。

 宇宙や列車に興味のある小学2年生以上の親子を対象に先着50人の参加を受け付ける。参加料は大人4万円、子ども3万5000円。申し込み、問い合わせはJTB仙台支店(電話022・263・6716)へ。

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