任期満了に伴い8月27日告示、9月1日投票で行われる棚倉町長選で、現職の湯座一平氏(63)=3期=は21日、次期町長選に立候補せず、今期限りで引退する意向を表明した。
湯座氏は同日、棚倉町で記者会見し「後援会や家族と話し合いをした結果、3期12年を一くくりとし、次の選挙には出馬しないことを決めた。町長の立場を終わったとしても、皆さんと一緒に町づくりを続けていきたい」と述べた。湯座氏は町議会6月会議の一般質問で「前向きに熟慮を重ねている」と述べており、去就が注目されていた。
湯座氏は棚倉町出身。福島大経済学部卒。県商工会青年部連合会副会長などを歴任。2012年の町長選で初当選した。
町長選を巡っては新人で東白川郡選出の県議宮川政夫氏(64)=自民、3期=が立候補を表明している。ほかに目立った動きはない。