世界三大ミスコンテストに数えられる「ミス・ワールド・ジャパン2024」のファイナリストは3、4の両日、富岡町などを訪れ、本県の復興の歩みに理解を深めた。
ファイナリスト約30人のうち約20人が訪れた。3日は東京電力福島第1原発や富岡町の東電廃炉資料館を見学。4日は同町のJR夜ノ森駅前で花苗を植え、町特産のパッションフルーツの収穫を体験した。宮田運輸福島事業所も視察した。
参加したいわき市出身の新川みさきさん(27)は「東日本大震災前に東京に引っ越したが、震災後はいわきの親戚や友人がとても心配だった。ミス・ワールドの活動を通じて福島の復興に少しでも貢献したい」と意気込んだ。初めて浜通りを訪れた岡山県出身の田玄結楽さん(20)は「福島の現状を世界に発信していきたい」と語った。