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来年開店のモンベル直営店と連携 三春町が構想、アウトドア拠点整備目指す

08/23 09:20

内堀知事に町活性化に向けた事業展開を説明する職員たち

 三春町は22日、来年オープン予定のアウトドア用品大手モンベル(大阪市)の直営店と併せて整備するアウトドア観光拠点について構想を示した。カヤックポートの整備や限定商品の販売だけでなく、町を起点とした広域観光ルートを構築するなど、本県アウトドア観光のゲートウェイ(玄関口)を目指す。

 同日、町役場で行われた町と内堀雅雄知事との意見交換で明らかにした。町は2022年にモンベルと包括連携協定を結び、町内のアウトドア環境の整備や地域活性化に向けた取り組みに着手。25年を予定する県内初で東北最大級となる直営店モンベルストアのオープンに合わせ、観光案内のビジターセンター、キャンプ場、カヤックの発着場などを整備している。

 町は施設を拠点に本県アウトドア観光の玄関口として誘客や交流人口拡大を目指すため、若手職員を中心としたプロジェクトチームを結成。モンベルの地域限定商品の開発、県内アウトドア情報の発信、町を起点としたトレッキング・サイクリング・カヤックが楽しめる広域観光ルートの構築など事業案をまとめた。町は事業の方向性を精査し、県や周辺自治体などと連携して整備計画を推進する考え。

 意見交換で内堀知事は、26年に本県で開催されるJR6社が展開する大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」との提携事業化に触れ「県も一緒になって包括的に準備したい」と話した。

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