矢祭町、５万8500円紛失　プール売上金、企業に公費支払いへ

　矢祭町の町民プール施設「スインピア矢祭」で販売されている競泳用品の昨年８月分の売上金１５万６３５０円のうち、５万８５００円を紛失していたことが分かった。町は１３日、販売業務の委託契約を結ぶ企業に公費で支払う方針を決めた。

　町によると、委託先の企業「遠藤」（棚倉町）の水着やゴーグルなどの商品をスインピア矢祭で職員が販売し、売上金を金庫に入れて保管していた。同社が昨年９月上旬、８月の売上金を確認したところ、５万８５００円足りないことが発覚した。このため町は内部調査を行い、盗難に遭ったとみて今年１月に棚倉署に被害届を出した。これまでに現金は見つかっていないという。

　町は、同社に公費で支払う和解案を９月議会に提出し、１３日の最終本会議で可決された。この問題を受け佐川正一郎町長、菊池篤志教育長の給与を１０月から１カ月間、１０％減額する。