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デブリ採取装置に異常 東電、取り出し作業を中断 福島第1原発

09/17 14:25

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福島第1原発

 東京電力福島第1原発2号機で17日、溶融核燃料(デブリ)の採取に使う釣りざお式装置に付いたカメラの映像が映らなくなった。同日に予定していた、装置の爪でデブリをつかむ作業は実施できなくなった。複数の関係者が明らかにした。

 東電は2011年3月の事故後初めてのデブリ取り出しに向け、装置を原子炉格納容器内部に水平に押し込み、爪やカメラの動作確認をしていた。

 東電は、カメラの状態や修理にかかる時間について明らかにしていない。デブリの取り出し作業自体が延期されれば、4回目となる。

 取り出し作業は、当初8月22日に開始する予定が、採取装置を原子炉格納容器に押し込むパイプの並べ順を間違えていたことが分かり、中断した。

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