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JA職員14万円不適切処理、3万円を着服 平田村公金収納事務

09/21 07:30

 平田村は20日、同村の指定金融機関であるJA夢みなみ平田支店の男性職員が公金収納事務で計14万3224円を不適切に処理したと発表した。同JAによると、男性職員は3万1100円について「遊興費に使った」として着服を認めているが、残りの11万2124円については「記憶にない」と話しているという。村と同JAは、不適切な処理がほかにもあるとみて調べている。

 村によると、男性職員は8月29日~今月2日に納入された簡易水道料金や後期高齢者医療保険料など計4件について、村の預金口座に入れる手続きをしなかった。また、領収時に村に提出すべき通知書も提出していなかった。

 村は督促状を送った対象者らから「すでに納付した」と連絡を受け、調査して不適切処理が分かった。同JAが判明した全額を補填(ほてん)したため、村は現時点で刑事告訴しない方針。沢村和明村長は「村との信頼関係や村民の信用を著しく失墜するもので極めて遺憾だ」とコメントした。同JAは「徹底した事実調査と原因分析をし、当事者や関係者に対する厳正な処分を検討する」とした。

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