会津若松市民文化祭主催事業の市民美術展(市美展)が21日、同市文化センターで開幕した。今回から文化祭が刷新され、市内外の幅広い世代から寄せられた作品を展示している。29日まで。
今年は実行委員会を再編し一般公募のメンバーが入り、より多くの人が楽しく参加できる事業を検討した。アートに間違い失敗、うまい下手はなく、誰でも楽しく表現して参加できるものだという趣旨から出品条件を変更。「中学生以上の市民」から「0歳からの市内在住者及び会津若松市が好きな方ならどなたでも」として募集した。
その象徴となる「0歳からのはがきアート展」は会場入り口近くで展示。約950点の絵はがきが飾られている。このほか、日本画、水墨画・俳画、洋画、彫塑、工芸、書、写真の各部門に多くの作品が出品された。
21日は市民文化祭、市美展のオープニングセレモニーが行われた。関係者が紙テープを高くかざし、手でちぎる形のテープカットを行い、開幕を祝った。
「体験」「音楽」催しも
市民文化祭では「体験」「美術」「音楽」の3分野の事業を実施する。「美術」の市美展のほか、28、29の両日は鶴ケ城体育館と会津能楽堂を会場に「ふれあい体験文化彩(いろどり)まつり」を開催、二胡(にこ)やかな文字体験を実施する。29日には会津の中高生バンドが出演する「バンド甲子園」を市文化センターで開催する。