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郡山チップ工業、岩手に進出 盛岡・玉山製材所と資本提携

10/08 08:20

契約書を交わした大内社長(左)と小笠原社長

 木製パレットなど製造販売の郡山チップ工業(福島県郡山市)は7日までに、土木用資材製造販売の玉山製材所(盛岡市)と資本提携契約を締結した。郡山チップ工業は玉山製材所の全株を譲り受け、岩手県に進出する。

 郡山チップ工業は郡山市の本社のほか県内2カ所に工場、茨城県に事業所がある。岩手県に新拠点を設けることで、コスト削減や商圏の拡大につなげる。玉山製材所は後継者不在問題を抱えており、日本M&Aセンターの仲介で今回の資本提携が実現した。社名などに変更はないという。

 M&A成約式が盛岡市で行われた。郡山チップ工業の大内浩之社長は「玉山製材所のこれまでの経験と知見を生かし、両社の社員が一丸となって相乗効果を生み出していきたい」、玉山製材所の小笠原一樹社長は「会社が存続でき、従業員も雇用を継続できた。両社の強みを生かし成長したい」とコメントした。

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