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川内村にワーケーション新拠点、来秋にも整備へ

10/04 12:00

 福島県川内村は、仕事と休暇を合わせた新たな働き方「ワーケーション」で、にぎわい創出を目指す事業に着手している。村中心部の町分(まちわけ)地区の高台に、推進拠点となる「複合施設まちなか拠点」を整備する。来年秋ごろの開所を予定している。

 拠点には、滞在者が仕事や交流ができるよう、コワーキングスペースや多目的会議室、シェアオフィスなどを備え、IT環境を提供する。村の観光案内や物産販売、多様な利活用ができる会議室を設け、チャレンジショップや学生連携拠点としても想定している。

 近年、遊休施設となっていた村役場近くの「なかよし館」を移設して整備。村の主要観光施設「いわなの郷」も主要拠点に位置付けて整備を進める。遠藤雄幸村長は「村に住みたい人の環境を整え、新たな付加価値が生まれる施設を目指す」と語った。

 村は、施設管理やソフト事業の提案などについて民間のノウハウや知見を導入する。18日まで民間活力導入可能性調査の参加申し込みを受け付けている。個別対話や現地説明会を経て12月に調査結果を公表する。

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